オランダの研究者
らが、
ADHDの子どもに対する標準的な治療の一環として、アレルギーを持つ子どもに用いられるような制限除去食を行うべきであると、学術誌『Lancet』で主張
。
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、最も一般的な発達障害と考えられています。統計によると、学齢期の子供の3-7%が罹患しています。
脳機能の変化により、ADHDの子どもは感情や行動をコントロールすることが困難です。彼らは非常に動きやすく、一か所に座っていることが難しく、目の前の活動に注意を集中することができません。
以前の研究で、研究者たちは、一部の子どもたちのADHDがアレルギー性の基盤を持っている可能性があり、症状がアレルゲンとなる食品を食べた結果として発生する可能性があることを観察しました。
新しい研究では、著者らは4歳から8歳のADHDの子どもたちを調査。そのうちの50人には5週間、アレルギーを持つ子どもたちの標準的な食事として用いられている、いわゆる除去食を与え、残りの50人には通常の健康的な食事を与えました。その結果、アレルギーのない食事を与えた子どもたちの健康と行動が著しく改善したことが判明。
次に、除去食を食べた子どもたちの中から、ADHDの症状が最も明らかに緩和された子どもたちを選び、2つのグループに分けました。一方のグループの子どもたちは除去食の内容(非アレルギー食品)を食べ、さらにその後に血液中のG型抗体(IgG)の濃度が上昇した(ADHDの症状が悪化した)食品を食べ、もう一方のグループの子どもたちはその後にIgGの濃度が低いままである食品を食べたため、ADHDの症状が緩和されました。
このことから、研究者らは、ADHDの子どもの血液中の抗体濃度を測定することは、患者に適した食事を選択する際の診断ツールとして役立つと結論づけました。
この研究の著者によると、ADHDのすべての子どもの親は、約5週間除去食を導入してみて、専門家の助けを借りて改善が見られたら、ADHDの症状として現れているアレルギー反応を引き起こす製品を特定する必要があります。食事療法に反応しない子どもは、標準的なガイドライン(薬物療法や作業療法)に従ってさらに治療する必要があります。
とはいえ、専門医は、除去食を実施している間は、食べ物の種類の減少が健康全般に悪影響を及ぼさないよう、子どもの健康管理の必要性を強調しています。(PAP)
出典
- https://www.medonet.pl/zdrowie/wiadomosci,naukowcy–dieta-pomocna-w-leczeniu-dzieci-chorych-na-adhd,artykul,1637446.html
